ザクロ

未分類紀の川旬だより
2020/10/23

まれですが、フルーツ店にザクロが並ぶことがあります。
国産は極めて少ないので、アメリカカリフォルニア州か、中近東の国からの輸入品です🇺🇸
日本には平安時代に渡来し、庭木として花の観賞用に栽培され、果実も食用にされてきましたが、フルーツとしての栽培は極く限られています。
5月末から6月に濃いオレンジ色の花が咲きます。
9月から10月になると果実は淡紅色に着色し、熟すと硬い皮が割れて中の種子が見えるようになります。
可食部は種子の周りにたまる果汁ですから、食べるというより、ジュースを飲むと言う感じです🍹
甘い果実では15%ぐらいの糖が含まれていますが、国産の果実を食べたことがある方は、すごく酸っぱいという記憶しかないかと思います😖💦
濃い紅色は、血を想像させ、子どもたちその恐ろしさから避けたものです。
樹皮、果皮、果中には駆虫作用があるとされ、古代には漢方薬として消費されていました。
果実の内部の写真は、先端が少し腐っていたので取り除いてありますが、果実の中の種子の様子をご覧になっていただけるかと思います😌✨
漢字では「柘榴」と書かれ、この読み方がザクロに変わったともいわれています。