めっけもん広場の経済波及効果の調査

お知らせ
2021/06/01

紀の川市最大の産直市場、めっけもん広場には年間約70万人のお客様が訪れます。
旬のフルーツや野菜、特産品を中心に賑わいを見せ、特に桃の時期は長蛇の列ができるほどの人気ぶりです。

そんなめっけもん広場にどのような経済波及効果があるのか、株式会社 経済計量研究所に依頼し調査しました。

調査期間:令和2年10月~令和3年3月
調査方法:めっけもん広場およびその出荷者(農家)へアンケート

①めっけもん広場産直売上高(紀の川市産農産物売上高)の調査結果
●年間売上 18億3989万円
売上内訳
・市外向け販売 11億 363万円
・市内向け販売  7億3575万円

めっけもん広場の半分以上の売上が市外からのお客様で構成されていることがわかります。
市外からのお金、いわゆる外貨が約11億円入ってきており、市内向け販売と合わせてどのように市内外へ流れるかを次項で見てみます。

②めっけもん広場の支出金額
●年間売上 18億3989万円
支出内訳
・農家への出店利益(みなし労働所得込み) 9億4293万円
・市内産業への支出 4億4673万円
・農薬等、市外業者への支出 4億4971万円

農家への出店利益と市内産業への支出を合計すると13億円以上となり、
年間売上の大半が紀の川市内へ流れていることがわかります。
年間売上約18億円の内、約11億円は外貨であるため(①参照)、外貨の多くが市内へ流れていることとなります。
この結果からめっけもん広場が外貨を稼ぎ、市内経済を活性化させていることがわかります。

この調査結果を受け、当局は周遊化構想を実施していきます。
めっけもん広場並びにその他産直市場は地域活性化に重要な位置づけにあると認識しており、
スタンプラリーやシェアサイクリング事業等を開始してめっけもん広場へ訪れた観光客を市内の飲食店等に誘致するなど、外貨をより一層市内へ流通させるよう取り組んでおります。
また、メニュー開発等の飲食店支援やステイファーム事業を進め、農業振興に繋げたいと考えております。

調査結果の詳細は下記リンクより参照ください。
030504めっけもん広場産直販売の経済波及効果分析調査説明資料